idumoのメモ書き

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【チャンピオンリーグ使用構築】霊剣砂帝双翼・最高、最終レート1738、最終50位


(サムネ用)

使用構築

 初めまして。普段は結果を気にせずに潜りたい時にまったりランクバトルに潜っている出雲*です。
 今回は公式インターネット大会「チャンピオンリーグ」にて、自身の目標であったレート1700超えを達成できましたので、記念と経験も兼ねて構築記事を書かせていただきます。こういった文章を書くのは初めてで読みにくい部分もあるかと思いますが、どうか温かい目で見守ってください。

目次


・環境説明・考察

 この大会の環境は歴代チャンピオンの手持ち(基準は対戦時に「チャンピオンの○○」表記されるトレーナーの使用ポケモン?)しか使えない大会となっており、冠環境で猛威を奮っていたエースバーンらドラパルトはもちろん、使用可能ポケモンの中に電気タイプなど飛行タイプを止めれるポケモンが少ないためトゲキッスギャラドスなどの対策も必須級であると考えた。(考察にもならないものですが)
 しかしなぜ、BDSPでシロナ様が使っていたポリゴンZはこの大会から出禁を喰らっているのでしょうか()


・構築経緯


大会2日前まではバンギラスカイリューギルガルドサンドパンウルガモスシャワーズの砂パを用いて仲間大会に参加していたが、後ろ3体の選出率が極端に低く、さらに大会前の数日間、勝率に伸び悩んだため大会の前日に構築の変更を決意。



 バンギガルドカイリューの並びは当時の構築の基本選出にもなっていたため、この3体を軸としつつ後ろの3体を再考察した。


前回構築での勝率が悪かったガブリアストゲキッスなどを対応しつつ汎用性を落とさないことが3枠に求める条件であったため、ピンポイントメタにならずそれ以外のポケモンへも選出できるポケモンを模索した。



前回構築では、物理受けをアッキカイリューに一任していたのもあり、ガブリアスなどのカイリューでは受けるのが厳しい物理アタッカーが入っている構築には苦戦を強いられていた。その解答として、汎用性を落とさずにそのポケモンへのメタとなる鉄壁エアームドを4枠目に採用。



ウルガモスの担っていた役割の1つである高耐久水ポケモン崩しの役割を持ち、キョダイセンリツによる壁展開等、一点メタにならない身代わりラプラスウルガモスと変更し5枠目に採用。



構築上重たいトゲキッスギャラドスの処理ルートを増やしつつ、上記の5体で突破が困難なエアームドを崩すことが可能であり、ボルトチェンジによる高いサイクル性能を持つサンダースを6枠目に採用。


これで大会で握る構築の試案が完成したため、それを使って前日に行われていた仲間大会で最終調整した。その結果、かなりの手応えを感じたため、構築変更なしで当日を迎えた。


また一応のコンセプトとして掲げていたどんな相手に対しても選出や立ち回り次第で勝ち筋を生み出せ、柔軟な立ち回りが可能な構築を意識して組んだが、そのコンセプト通りになっていたかは不明。


・各使用ポケモン紹介

1.バンギラス

持ち物:命の珠  NNバンギラス

性格:ようき  特性:すなおこし

努力値:H188 A108 B4 D4 S204

実数値:199-168-131-×-121-117

技構成:ロックブラスト、噛み砕く、馬鹿力、龍の舞

調整意図
H:10n-1で珠ダメージの割合最小
A:+1ダイロックでH252DMラプラス確1
S:準速バンギラス+4。できるだけ速め


 構築名となっている「霊剣砂帝双翼」の「砂帝」部分。私が最も信頼を置いているポケモンであり、「あしあとがじまんの」と表記されるUSUMから連れてきた個体。電磁波や鬼火を避けまくる自覚個体かと思いきや、ロクブラ2発を連発するなど調子の波が激しかった。

 Sを準速バンギラス抜きにしているのはバンギバンギ対面で馬鹿力を押して数的有利を取る動きをしていた頃の名残だが、メタグロスなどS種族値が負けている相手に対して先制して攻撃できる可能性があるのは使い勝手が良かった。しかし、もう少し火力が欲しい場面もあったため、Sは準速バンギラス抜きまでに抑えて、もう少しAに努力値を割いてもよかったかもしれない。

 技構成に関して、メインウェポンがストーンエッジではなくロックブラストなのは命中がエッジよりも高く、連続技により襷貫通を狙っていけるため。

選出順位は5位。(9/25で選出率36%)


2.カイリュー

持ち物:アッキのみ NN:カイリュー

性格:わんぱく 特性:マルチスケイル

努力値:H196 A4 B252 D4 S52

実数値:191-155-161-×-121-107

技構成:逆鱗、ダブルウィング、龍の舞、羽休め

調整意図
HB:できるだけ高く。目安としてはアッキ発動時に特化エスバの飛び跳ねる媒体のダイジェットをマルスケ無しで受けきることができる。
S:2舞で最速ドラパルト+1
A、D:余り


 物理受けポケモン1体目であり「霊剣砂帝双翼」の「双翼」部分。

 トップメタであるエースバーンのダイマックスを受けれるようにアッキのみでの採用。仲間大会参加時にはステロを撒いてくる相手に対して強く出れるように厚底ブーツを持たせたい場面もあったが、アッキのみだったことで詰め筋を作れた場面の方が多かったため変更しなくてよかったと思う。

選出順位は4位(12/25で選出率48%)


3. ギルガルド

持ち物:弱点保険 NN:ギルガルティ

性格:なまいき 特性:バトルスイッチ

努力値:H252 A4 B4 C4 D244

実数値:167-161-164-161-210-72
(*実数値は最も高くなるフォルムを参照)

技構成:シャドーボール、聖なる剣、影うち、キングシールド


 「霊剣砂帝双翼」の「霊剣」部分。そしてこの構築唯一の色違い。

 ラプラスに食べ残しを持たせたかったため、大会直前に食べ残しから弱点保険に変更したこともあってこの構成のギルガルドがこの構築に適していたかは不明。それでも、選出したい場面も多々あったことから必要なピースであったことは間違いない。しかし、どうしても他を対策したい場面の方が多く選出はあまりできなかった。

 技構成のシャドーボールエアームドへの削りを意識して採用。聖剣はバンギやレアコイルへの打点となる。

 NNの由来は種族値ナーフされたことから、ギルガルド+ギルティ(有罪)の組み合わせ。

選出順位は6位。(選出率は4/25で16%)


4.エアームド

持ち物:オボンのみ NN:シグレ

性格:わんぱく 特性:がんじょう

努力値:H252 B252 S4

実数値:172-76-211-×-90-91
(厳選時間がなかったためA妥協個体)

技構成:鉄壁、羽休め、ステルスロック、ボディプレス


 物理受け枠その2。環境に多い物理ポケモン鉄壁で突破困難へと何度も陥らせた。しかし、役割対象の一体でもあるカイリューへの打点が薄く、削りのためにゴツメを持たせたい場面も多々あった。しかし、不意の急所にも対処でき、相手から見えない回復手段となれるオボンのみであったことで拾えた試合もあったため、オボンの選択は間違ってなかったと思う。

 特にキョダイホウゲキを頑丈で耐え、オボンの回復で6分の1ダメージを耐えカメックスダイマターンを2ターン消費させた時はオボンに感謝した。

 NNの由来は羽が刃にもなるという設定から日本刀でついてたらカッコ良そうな単語から。

選出順位は1位。(選出率は18/25で72%)


5.サンダース

持ち物:火炎玉 NN:サンダース

性格:ひかえめ 特性:はやあし

努力値:H20 B20 C228 D4 S236

実数値:143-×-83-174-116-180

技構成:10万ボルト、ボルトチェンジシャドーボール、まもる

調整意図
H : 8n-1, 16n-1(定数ダメージ割合最小)
B : A172ドラパルトの「ドラゴンアロー」確定耐え
S : 「はやあし」未発動時最速110族抜き抜き, 発動時S2上昇70族抜き抜き
C : 余りから最大振り
D : 余り

https://yakkun.com/swsh/theory/n690#a8
(調整はこちらの育成論を参考にさせていただきました。)


 補完枠その1。ボルトチェンジと高い素早さで先発要員として素晴らしい活躍をしてくれた。前構築で重たかったトゲキッスへのメタとしての役割も持ちつつ、単純な高速アタッカーとしても使うことができたため環境に刺さっていたと思う。

 技構成の「シャドーボール」はどうしても重くなってしまうドラパルト等の霊ポケモン勢に対する誤魔化し。「まもる」は安全に「はやあし」を発動させることが可能になることや、ドラパルトの型の判別を行うことができて重宝した。ダイマ時にはダメージ量で物理特殊を判別することができる。

以下ダメージ計算記載

サンダースの「まもる」時(vsドラパルト)
vs.物理 ダイホロウドラグーン・・・約30%
vs.特殊 ダイホロウドラグーン・・・約20%
(いずれも持ち物補正非考慮)

選出順位は3位。(選出率は15/25で60%)


6.ラプラス

持ち物:食べ残し NN:アオイ

性格:おくびょう 特性:ちょすい

努力値:H156 B76 C76 D4 S196

実数値:225-81-110-115-116-115
(事故で6V個体ではなくA2個体を使っていた)

技構成:フリーズドライ、泡沫のアリア、地割れ、身代わり

調整意図
H:4n+1
HB:A187、威力150の火力(火力指数:28050以下)までなら残飯込み2耐え
C: キョダイセンリツ+ダイアースで157-115-90レアコイルがきのみ等発動なしで確定2発
S:準速バンギラス+2

(この環境用に一部書き方を変更しました。突然のDMに返信してくださり、調整意図を教えてくださったあみゅさんに御礼申し上げます。)

 補完枠その2。トリトドン等の耐久水ポケモンを嵌めれる身代わりラプラス。身代わりによる相手のダイマ枯らしも可能でダイマしないでも役割を持てて非常に使い勝手が良く強力であった。身代わりを盾に地割れの試行回数も稼げて3割の勝ち筋を追うという悪魔のようなプレイングで拾った試合もあった。

 技構成に関してはメインウェポンとなるフリドラとうたかたのアリアラプラスに対しても撃てる地割れに高耐久水ポケモンを詰ませる身代わりで完結していた。つのドリルにするべきだったかと思っていたが、ギルガルドに対して地割れを押す展開があったので地割れにしていてよかったと思う。

 努力値振りに関しては、ニコニコ動画投稿主のあみゅさんが使用されていた努力値振りをそのまま使ったが、この環境用にトドンの無振り大地の力が身代わりを確定で耐えるようにDを伸ばすべきだったかもしれない。

 NNは青要素を入れたかったため「あお」の字が入る花から(なお葵の花の色は白)

選出順位は2位。(選出率は17/25で68%)


・厳しい相手

単体

ヌメルゴン
 KPは少なかったものも大抵がチョッキを着ており、こちらからの有効打でさえダメージを抑えてくる耐久お化け。それに加えて技のデパートであるため、範囲だけ見ればこちらのポケモン全てに弱点を突くことができ苦戦を強いられた。詰め方を誤るとラプラスの地割れ当て運ゲーが始まり精神に非常に悪い。

・ドラパルト
 鬼火型や純粋なアタッカーなど型が読めないのが相手していて厄介であった。特殊物理の判別が難しく誰で受けるかの判断が選出時に出来ず、立ち回りと運で誤魔化し続けてきた。

並び

 エースバーン+カイリュー+トリトドンorラプラス+飛行枠(トゲキッスギャラドス)の並びの構築に対しては、この構築だと完全に対応することが厳しいため、この中の誰かを切った選出を強いられる。その結果、立ち回り的にも精神的にも厳しい戦いを強いられた。

・最終結


TNいずも
 22勝3敗 最終順位50位 最終レート1738


・終わりに

 剣盾環境で最後に1つ実績と呼べるものを作りたいという思いで参加したこの大会で、目標としてたレート1700、最終順位2桁を達成できてよかったです。しかし、レートを溶かすことを嫌ってレート保存という判断をしてしまったことに関して、まだまだメンタル面で弱いなと思い知らされました。
 また、初日に瞬間3位を達成しその後、ずっと2桁前半順位以上の高順位帯で戦うという経験ができたことは最高の思い出です。
 こんな自己満足な文章をここまでお読みいただきありがとうございました。



・Special Thanks

・突然のDMにも関わらず丁寧に返信してくださったあみゅさん
・レート1700で保存しようとしてた私を「チキン野郎」と言い放った友人。
・このルールの仲間大会を開催してくださった主催の皆様。
・この記事を読んでくださった画面の前の皆様。